記事に出てくる専門用語を、やさしい言葉でまとめています。記事本文では、用語にマウスを乗せる(スマホはタップ)と解説が出ます。
収録用語: 36語
内祝い(うちいわい)
本来は身内の祝い事を分かち合って贈るもの。現在は、お祝いをいただいた際のお返しという意味で使われることが多い。
喪中(もちゅう)
近親者を亡くした際に祝い事を控える期間。年賀状の代わりに喪中はがきを出し、相手からの年賀を辞退することを伝える。
寒中見舞い(かんちゅうみまい)
寒の内(小寒〜立春の前日)に出す挨拶状。年賀状を出しそびれた場合や、喪中で年賀状を控えた相手への返礼としても使われる。
志(こころざし)
弔事のお返しに使う表書きのひとつ。宗派を問わず使えるため、迷った場合に選ばれることが多い。
暑中見舞い(しょちゅうみまい)
夏の盛りに出す挨拶状。終わりは立秋の前日で一致しているが、始まりは小暑(7月7日ごろ)とする説、梅雨明けとする説、夏の土用入りとする説があり、公式のあいだで割れている。目上の相手には「暑中御伺」を使う。
残暑見舞い(ざんしょみまい)
立秋から8月下旬ごろまでに出す挨拶状。お中元の時期を過ぎてしまった場合や、喪中で忌明けを待った場合の贈り物にも、この表書きを使う。目上の相手には「残暑御伺」を使う。
水引(みずひき)
贈答品にかける飾り紐。何度あってもよい祝い事には「蝶結び」、一度きりであってほしい事(結婚・快気祝いなど)には「結び切り」を使う。
熨斗(のし)
「のし」と読む。贈答品の右上に付ける飾り。もとは薄く伸ばしたアワビを添えたもので、生ものを贈る場合には付けないのが本来の作法とされる。
相場(贈り物の)(そうば)
贈り物の金額の目安。お祝い返しは「いただいた額の半分(半返し)」から3分の1程度が目安とされることが多い。
虚礼廃止(きょれいはいし)
形だけになった儀礼をやめること。お中元・お歳暮の受け取りを辞退すると自社サイトで公表している企業がある。贈る前に相手先の方針を確認する必要がある。
表書き(おもてがき)
のし紙の上段に書く、贈り物の名目。「御祝」「内祝」「御礼」など、用途によって書き分ける。下段には贈り主の名前を書く。
オープン価格(オープンかかく)
メーカーが希望小売価格を定めず、販売店が価格を決める方式。定価が存在しないため、「○%オフ」の表示は店ごとの基準による。
クール便(くーるびん)
冷蔵・冷凍の温度帯を保ったまま運ぶ宅配サービス。「温度を保つ」ものであって、荷物を冷やす機能はない。不在時の保管はヤマト3日・佐川4日と通常便より短く、置き配・宅配ボックス・コンビニ受取はいずれも使えない。生ものは受け取られないまま処分されることがあり、その費用は荷送人(贈った側)の負担になる。
ネガティブオプション(ねがてぃぶおぷしょん)
注文していない商品を一方的に送りつけ、代金を請求する商法。2021年7月6日以降、販売業者が送りつけた商品は直ちに処分でき、開封や処分をしても支払い義務は生じない(特定商取引法59条)。ただし条文の主語は「販売業者」なので、個人からの贈り物には適用されない。身に覚えのない荷物は、まず送付元と家族に確認する。
ふるさと納税(ふるさとのうぜい)
自治体への寄付に対し、自己負担2,000円を除いた額が税から控除される制度。控除の上限は年収や家族構成で変わる。
ワンストップ特例制度(ワンストップとくれいせいど)
ふるさと納税で確定申告をせずに控除を受けられる制度。寄付先が年間5自治体以内であることなどの条件がある。申請書の提出期限に注意。
促成栽培(そくせいさいばい)
ハウスなどで温度や日長を人工的に操作し、収穫時期を本来より早める栽培方法。いちごは本来5〜6月に実る植物だが、促成栽培によって11月から店頭に並ぶ。出回りが早まっただけで、入荷のピーク(3月)や価格の底(4〜5月)が動いたわけではない。
原料原産地表示(げんりょうげんさんちひょうじ)
加工食品に、主な原材料がどこの産地のものかを表示させる制度。うなぎ加工品(蒲焼き)は個別に義務づけられた品目のひとつ。なお生きたうなぎの原産地は「いちばん長く育てた養殖場」で決まるため、輸入した稚魚を日本で育てれば「国産」と表示できる。逆に輸入品を国内で小分けしても国産にはならない。
型落ち(かたおち)
新モデルが登場したことで旧型になった製品。性能差が小さい場合、値下がりした型落ちのほうが買い得になることがある。
完全養殖(かんぜんようしょく)
人工的にふ化させた個体を親まで育て、その卵から次の世代を得る養殖。ニホンウナギでは2010年に世界で初めて成功したが、量産技術は実用化されていない。人工の稚魚(シラスウナギ)は1尾約1,800円で、天然の180〜600円に対してなお高い。養殖池に入る稚魚は今も実質すべてが天然もの。
実質価格(じっしつかかく)
表示価格からポイント還元やキャッシュバックを差し引いた、実際の負担額。還元の受け取り条件や期限を確認しないと、想定より高くつくことがある。
早割(はやわり)
早い時期に予約・購入すると割引になる仕組み。おせちやカニなどでは、需要が集中する数か月前から実施されることが多い。
追熟(ついじゅく)
収穫後に置いておくことで甘みや香りが増すこと。バナナや西洋なしでは起こるが、いちご・ぶどう・かんきつ類では起こらない。追熟しない果物は「買った日がいちばんおいしい」ので、置いても傷むだけになる。
二十四節気(にじゅうしせっき)
1年を約15日ずつ24に分けて季節を表す、中国由来の暦。立春・夏至・大寒などがこれにあたる。日付は年によって1日ほど前後する。
六曜(ろくよう)
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種で日を分類する暦注。慶事は大安、弔事は友引を避けるなど、日取りを決める際の目安にされることがある。
初物(はつもの)
その季節に初めて市場に出る収穫物。旬の走りにあたり、味よりも季節感が価値とされるため、価格は高めになりやすい。
土用の丑の日(どようのうしのひ)
「土用」は季節の変わり目にあたる約18日間で、そのうち十二支が丑にあたる日を指す。夏の土用にうなぎを食べる習慣が知られる。年によっては2回ある。
寒の内(かんのうち)
小寒から立春の前日までの約30日間。1年で最も寒さが厳しいとされる時期で、寒中見舞いを出すのはこの期間にあたる。
旧暦(きゅうれき)
月の満ち欠けをもとにした暦。現在の暦(新暦)とは1か月ほどずれるため、七夕やお盆を旧暦で行う地域もある。
松の内(まつのうち)
正月飾りを飾っておく期間。一般に関東では1月7日まで、関西では15日までとされるが、地域によって異なる。
立秋(りっしゅう)
二十四節気のひとつで、暦の上で秋が始まる日。年によって8月7日か8月8日になる。暑中見舞いはこの前日まで、立秋からは残暑見舞いに切り替える。日付は国立天文台の暦要項で確定し、毎年2月に翌年分が発表される。
節句(せっく)
季節の節目に行う伝統行事。人日(1/7)・上巳(3/3)・端午(5/5)・七夕(7/7)・重陽(9/9)の五節句が知られる。
走り・盛り・名残(はしり・さかり・なごり)
旬を3段階で捉える言い方。「走り」は出始め、「盛り」は最も味がのって価格も落ち着く時期、「名残」は終わりかけ。買うなら盛りが狙い目。