年賀状は「元日に届けたい」という締切がはっきりした、めずらしい年末準備です。そして印刷を頼むなら、早いほど安いという価格構造がはっきりしています。
結論はこうです。印刷の注文は10月〜11月上旬の早割期間、投函は12月25日まで。 この2つの日付さえ押さえておけば、あとは慌てずに済みます。
この記事では、元日に届けるための逆算スケジュール、で価格が変わる仕組み、そしての場合の対応を整理します。
この記事の前提
早割の割引率・締切日は印刷サービスごとに、投函の推奨日は郵便局の案内によって年ごとに変わります。この記事は毎年おおむね共通する傾向の整理です。正確な日程はその年の各社・郵便局の公式案内でご確認ください。
元日に届けるための逆算スケジュール
年賀状の準備は、ゴール(元日到着)から逆算すると分かりやすくなります。
10月〜11月印刷の早割期間(割引が最も大きい・デザインも選び放題)
12月通常価格へ。宛名の準備と投函(25日まで)
1月松の内(〜7日)までに返信・以降は寒中見舞い
10月〜11月上旬:印刷サービスの早割で注文(最安・デザイン豊富)
11月中:宛名リストの整理・住所変更の確認
12月上旬〜中旬:手元に届いたら一言メッセージを書き添える
12月25日まで:投函(元日配達の目安)
1月7日まで:届いた分への返信()
投函の目安は12月25日です。これを過ぎると元日に届かない可能性が高くなります。年賀はがきの引き受け開始は例年12月15日頃からなので、15日〜25日の間に出すのが基本形です。
元日を過ぎたらどうする?
- 松の内(1月7日頃)まで: 年賀状として出して問題ありません
- それ以降: 「」として出します(立春の2月4日頃まで)
なぜ早割で安くなるのか
年賀状の印刷サービスは、9月〜10月頃から受付を始め、早い時期ほど割引率が大きい段階式を採用しているところが多くあります。
これは、おせちの早割と同じ構造です。印刷業者にとって年賀状は12月に注文が集中する極端な繁忙商品なので、早めに注文が確定するほど設備と人員の計画が立てられます。その分を割引として還元しているわけです。
早く注文するメリットは価格だけではありません。
- デザインを選べる: 人気デザインは後半になるほど埋まる・売り切れる
- 宛名印刷の余裕: 無料の宛名印刷サービスも、繁忙期は納期が延びる
- 書き添える時間ができる: 印刷済みのはがきが11月に届けば、一言メッセージをゆっくり書ける
最後の点は見落とされがちですが、受け取る側の印象を最も左右する部分です。印刷しただけの年賀状と、手書きの一言がある年賀状では伝わり方が違います。時間の余裕こそが早割の本当の価値かもしれません。
枚数は少なめに見積もる
足りなければ追加注文もできますが、余ると翌年は使えません。前年の実績を基準に、少なめ+予備数枚で見積もるのが無駄が出にくい考え方です。
喪中の場合はどうする?
身内に不幸があった年は、年賀状の代わりに喪中はがき(年賀欠礼状)を出します。
出す時期
11月中旬〜12月上旬に相手に届くようにします。相手が年賀状を用意する前に届けるのが目的なので、12月に入ってからでは遅い場合があります。年賀状の早割期間と同じタイミングで準備するのが現実的です。
誰に出す?
毎年年賀状をやり取りしている相手に出します。仕事上の付き合いだけの相手には、通常どおり年賀状を出す方も多く、この範囲は個人の判断で構いません。
喪中の相手に年賀状を出していいか
喪中はがきは「こちらから年賀の挨拶を控えます」という連絡です。相手から年賀状が届くこと自体は失礼にあたりませんが、気になる場合は松の内が明けてから見舞いを出すと丁寧です。
喪中はがきが間に合わなかったら
年内に出せなかった場合は、松の内が明けてから「寒中見舞い」として、年賀状をいただいたお礼と欠礼のお詫びを兼ねて出す方法があります。
まとめ:年賀状カレンダー
要点をまとめます。
- 印刷の注文は10月〜11月上旬の早割が最安。デザインも選べる
- 投函は12月25日まで(引き受け開始は12月15日頃)
- 元日を過ぎたら松の内(7日)まで、それ以降は寒中見舞い
- 喪中はがきは11月中旬〜12月上旬着。年賀状の早割と同じ時期に準備
年賀状の準備は、お歳暮の手配やおせちの早割と同じ「11月にまとめて動く」年末準備のひとつです。12月に読むべき記事の一覧もあわせてどうぞ。

